シン読解力は伸びる

事例③相馬市立桜丘小学校

福島県相馬市は市全体でRSTを導入し、「児童生徒が自分の目標文字数を決めて取り組む視写」「板書の共書き」「教員が徹底的に教科書を読み込む」などの取り組みに力を入れている自治体です。
リーディングスキルフォーラム2022で実践報告があった桜丘小学校では、2021年は全国平均より低い状態でしたが、翌22年は全国平均並みになり、23年は全国を大きく上回る結果となりました。桜丘小学校だけでなく、相馬市全体でも全国平均を上回る成果が得られていることからも、シン読解力は伸ばすことが出来る能力であるといえます。

 (新井紀子『シン読解力:学力と人生を決めるもうひとつの読み方』p.214より抜粋)