当研究所代表理事・所長の新井紀子の執筆コラム(計4回)の第一回記事が掲載されました。
朝日新聞 5月13日(学校をひらく)新井紀子さん:1 教科書や新聞、正確に読める?--■個々のスキル、テストで測定 国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授、新井紀子さん 教科書や新聞の文章を、どれくらい正確に読むことができるかを測る「リーディングスキルテスト(RST)」を開発・提供しています。視力検査や体力測定があるように、「読み」の健康診断をするためのテストで、小学5年生から大人まで、インターネットがつながればパソコンでもタブレットでも受検できます。これまでに50万人以上が受検をしました。
「教科書や新聞なんて、『ちゃんと、しっかり』読めば、誰でも正確に読める」「ひらがなやカタカナ、漢字が読めれば、誰でもわかる」と思うかもしれません。では、試しに、左の「アミラーゼ問題」を解いてみてください。高校1年生の生物の教科書から採った文章です。
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【関連リンク】読解力の再定義:「シン読解力」とは何かリーディングスキルテスト(RST)とは
近年、児童生徒の読解力不足は全国的な教育課題として指摘されており、すべての教科の学習成果に直結する資質・能力として、その育成が強く求められています。文章や資料を正確に読み取り、根拠に基づいて思考・判断する力は、学力全体の底上げに不可欠です。
RST(リーディングスキルテスト)は、読解力を客観的に把握できる指標として全国で導入が進んでいる診断テストで、累計受検者数は昨年度末時点で約50万人に達しました。多くの自治体において学力向上施策の中核として位置付けられ、導入の成果が報告されています。 こうした背景のもと、教育のための科学研究所では、RSTを導入して成果を上げている自治体の先生方とともに、児童生徒の読解力の実態把握と、その結果を踏まえた授業改善の具体的なソリューションについて、継続的に研究を重ねてきました。それらの研究成果や実践事例に基づき、実態把握から授業改善までを一体的に学べるのが本研修です。
本研修の最大の特徴は、少人数グループに対してリーディングスキル研究を重ねた教員がメンターとして伴走し、確実な授業改善の方法論を身につけられる点にあります。研修後には、RST導入後の課題について...
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