_学習言語のコードスイッチング
複数の言語の間で切り替えが行われることを「コードスイッチング」といいます。バイリンガルは、2つの言語(例:日本語と英語)の間をコードスイッチングしながらコミュニケーションをしている、と考えられます。
生活言語と学習言語のコードスイッチングに成功すると、授業のチャイムとともに、学習言語のモードに切り替えることができます。「そっちのほうかな、中小工場のほう」のような生活言語ではなく、「〇ページの資料1によれば、日本の工場に占める中小工場の割合が9割に達しています」のように、学習言語で意見を言えるようになり、自己肯定感が増します。さらに学習言語間でのコードスイッチングに成功すると、教科の場面ごとに適切な読み解きや表現を選べるようになります。
リーディングスキルテストでは、様々な教科の教科書、多様な新聞記事や辞書・事典項目から出題することで、学習言語間のコードスイッチングの流暢性も診断しています。リーディングスキルテストの能力値、特に6分野の平均能力値と学力状況調査との関係は、学習言語の定着とともに、学習言語間のコードスイッチングが学力に及ぼす影響の大きさも示唆しています。