2020年2月の記事一覧
公立学校向けに無償でRSTをお受けいただく枠組みが固まりました
教育のための科学研究所は、RST(リーディングスキルテスト)がどのようなテストなのかを体験してみたいという学校現場からのニーズにお応えすべく、2020年度に公立学校の児童生徒1万人程度を対象としたNON-CAT RSTの提供を行います。
NON-CAT RST は、項目反応理論に基づき有償でお受けいただくRSTとは異なり、各受検者がそのときに解いた問題の正答率のみをフィードバックするものです。受検者ごとに異なる問題群を解きますので、受検者間の比較はできませんし、受検者の能力値を知ることもできません。ただ、児童生徒数が十分に多い機関であれば、機関全体として「どれくらい教科書や新聞や辞書を読めているか」を把握することは可能です。これまで、いくつもの教育委員会において実施され、RSTのどのタイプの問題群について、どれくらいの正答率なのかの全体傾向を把握するために活用されてきた実績があります。
2020年度 NON-CAT RST提供条件
受検時期 | 2020年9月以降 |
対象 | 2020年度中に教員が有償でRSTを受検する公立学校の児童生徒(小学校・中学校・高等学校) |
条件 |
・児童生徒が受検する前に教員の受検が終わっていること ・RSTとNON-CAT RSTの違いを理解していること ・これまでにRSTを受検したことがない学校を優先します |
応募方法 | 応募を締め切りました |
申込期限 | 4月30日(木)17:00 *新型コロナウイルス感染症対応に伴い期限を延長しました |
受検の決定 | 5月8日以降に事務局よりメールにて連絡 |
受検可能人数 |
・有償で受検した教員1名につき児童生徒30名がNON-CAT RSTを無償で受検できる権利を得る 例:教員20名がRSTを有償受検すると、児童生徒600名がNON-CAT RSTを受検できる権利を得る *2020年度は公立学校の児童生徒1万人程度に提供します |
選考方法 | 申込内容を考慮し、当研究所理事会にて受検校を決定します |
注意:NON-CAT RST受検対象校に選ばれても、その学校の教員がRST(有償版)を予定通りに受検しなかった場合には、決定を取り消します。予め、ご承知おきください。
RST(有償版)の概要についてはこちらをご覧ください。
RSTの導入を検討している教育委員会・学校関係者様からのお申し込みをお待ちしています。
よくある質問
Q:教員数が20名に満たない学校は対象外になりますか?
A:近隣の学校と合同で先生方の受検人数が20名を超えていればお申込みいただけます。また、教育委員会名で複数の学校が申し込むこともできますので教育委員会にご相談ください。