21世紀は「生涯学習(リスキリング)」の時代、と言われています。グローバル化やテクノロジーの進歩により、働き方も求められるスキルも変化しつづけます。では、生涯学び続ける上でもっとも重要となるスキルはなんでしょう。それは読解力です。
自学自習をするには、専門的な知識がない人向けに書かれた文章(教科書、新聞、辞書等)を、文理の別なく、正確に読み解き、正しく推論する力―リーディングスキル-が不可欠です。
一般社団法人教育のための科学研究所では、リーディングスキルを測定するリーディングスキルテストの開発・提供を始めとして、「教育を科学する」ための様々な調査研究、サービスの提供を行っています。その中で、リーディングスキルフォーラムは、リーディングスキルについて最新の研究成果や実践を報告する年に一度の機会です。
今年度もこのフォーラムをオンラインで開催いたします。ご自宅で、あるいはお住まいの地域で、ご視聴いただければ幸いです。
日時:2024年12月1日(日曜日)13時30分~17時
オンライン配信(1年間のオンデマンド配信あり)
内容:リーディングスキルテストに関連した最新の研究成果報告
...
平素よりリーディングスキルテストをご利用いただき、誠にありがとうございます。8月10日(土)のメンテンナンス終了後から、弊所サイトのURLが以下のように変更になりました。変更日 2024年8月11日(日)
webサイト
受検サイト
<変更前>
https://www.s4e.jp/
https://rst.s4e.jp/
<変更後>
https://rst-web.s4e.jp/
https://rst-cbt.s4e.jp/
変更に関する補足説明
変更前URLにアクセスすると、自動的に変更後サイトにリダイレクトするようになっております。
弊所ホームページをブックマークされている方は、ブックマークの変更をお願いいたします。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の出演情報です。
日時:8月6日(火)12時~13時10分番組:ABEMA ヒルズ内容:全国学力テスト 中学国語の結果について/日本の子どもたちの読解力について/AI時代の読解力の重要性について
放映後は、下記 YouTubeで視聴できます
当研究所代表理事・所長の新井紀子の出演情報です。
日時:8月1日(木)21時~番組:ABEMAPRIME
放映後はYouTubeで視聴できます。--文科省が実施した全国学力テストで、中学生の国語の正解率が過去最低になっていることを受け、特に問題視される「読み取る力」とは何なのか。実際に若者の国語力は低下しているのか、その原因はSNSや動画にあるのかなど、読み解く力が下がることでどんな問題が起こるのかをスタジオにて議論予定
※リモートによる出演です。
令和6年度全国学力状況調査(学テ)の結果が公表されました。今年度は、中学国語の平均正答率が歴代最低だったことなどから、中学国語にスポットライトが当たり、私(新井紀子)も各方面からコメントを求められています。メディア等では一部しか分析結果をお伝えできないので、ここでご紹介します。
まず、学テの国語では、著作権の関係で提示文のいくつかは公開されません。その点、ご了承ください。
Q1:昨年に比べて平均正答率が10ポイント以上低下したのは、読解力の低下によるものか?
RSTの結果からは、令和5年と6年とで大きな変化は感じられません。問題の難易度による影響だと考えられます。
Q2:昨年に比べて今年は問題そのものが難しかったということか?
令和5年は小林秀雄の評論(「読書について」内容非公開)が取り上げられている一方、令和6年は比較的平易でストレートな題材ばかりが取り上げられているため、「読み解きの対象となる文章」そのものが令和6年のほうが難しかったとは言い難いと思います。
Q3:昨年に比べて今年の問題はどこが難しかったのか?
令和5,6年の「正答率が8割を超えている問題」に着目してください。令和5年は4問ある一方、令和...
以下の日程にてシステムメンテナンスを行います。
2024年8月9日(金)22時 ~ 8月10日(土)終日
メンテナンス期間中は以下のサービスが利用できない時間がございます。メンテナンス終了後にご利用ください。
受検
ホームページ閲覧
受検の申し込み
サポートルーム
成績ダウンロード
ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
好書好日 - 朝日新聞デジタル2月29日付新井紀子さん×山本康一さん対談(後編)辞書は民主主義のよりどころ
--AI(人工知能)に関する研究で知られる国立情報学研究所教授の新井紀子さんと辞書編集に長く携わってきた三省堂辞書出版部長の山本康一さん。AIが台頭する時代における辞書の役割について意見を交わした前編に続き、後編では民主主義を成り立たせる言葉と、そのよりどころとなる辞書の役割を深掘りしていきます。子ども向けの辞書を紹介する山本さんの話を受け、新井さんは「辞書を編む人」に対する思いも語りました。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
好書好日 - 朝日新聞デジタル2月29日付新井紀子さん×山本康一さん対談(前編)「AI時代」の辞書の役割とは--ChatGPTなどのAI(人工知能)が台頭する時代に、辞書にはどのような役割があるのか――。国立情報学研究所教授で数学者の新井紀子さんと、辞書の編集・制作に長年携わってきた三省堂執行役員・辞書出版部長の山本康一さんが語り合いました。新井さんは読解力診断の「リーディングスキルテスト」を研究・開発する中で、辞書の重要性をますます実感していると言います。そんなお二人が辞書の意義について意見を交わしました。
以下の日程にてシステムメンテナンスを行います。
2024年2月10日(土)22時~24時の間に5分程度
メンテナンス期間中は以下のサービスが5分程度利用できない時間がございます。メンテナンス終了後にご利用ください。
ホームページ閲覧
サポートルーム
申込サイト
成績ダウンロード
ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
大学Timesに、リーディングスキルテスト(RST)を導入している大妻嵐山高等学校が紹介されました。
大学Times Vol.51 2024年1月発行連載シリーズ 高等学校インタビュー読解力を磨き自立した女性を育む 社会貢献を見据えた教育改革とは~大妻嵐山高等学校~
--「リーディングスキルテスト(RST)」導入は、高校3年生の受験指導の際、小論文や志望理由書を苦手とする生徒が思いの外多いことに気付いたことがきっかけです。書き方を指導する前段として、「小論文やテストの問いを正しく読み取れていない」という意見が文理関係なく他の教科担任からもありましたので、生徒が日頃から“教科書を読めたつもりになって”授業を受けているとしたら、教員にとって由々しき事態だと考えました。そこで、全生徒の読解力についての実態を知り、その結果を受験指導だけでなく日々の授業に生かそうと、本テストを2年前に導入しました。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
読売新聞 1月25日付
[新学力]第1部 模索する現場 <7>「非認知能力」社会で必要…自発性、トラブル処理に有効
(全文表示は会員限定)
富山県立山町立高野小学校で開催された研究会で、当研究所代表理事・所長の新井紀子が講演を行いました。
北日本新聞 1月23日付読解力育む授業探る 立山町・高野小で研究会、教員らが視察
(全文表示は会員限定)
「JTB Group New Year Partnership Meeting 2024」(1月11日開催)で当研究所代表理事・所長の新井紀子が行った講演の記事が掲載されました。
航空新聞社 ウイングトラベル 1月12日「人工知能がもたらす人間と社会の未来」
--新井紀子教授「AI使いこなす読解力と判断力を」今回の「JTB Group New Year Partnership Meeting 2024」では、数学者で国立情報学研究所社会共有知研究センター長の新井紀子教授による「人工知能がもたらす人間と社会の未来」と題する特別講演が行われた。
(全文表示は有料)
福島民友新聞の社説に、リーディングスキルテスト(RST)を導入している相馬市教育委員会が紹介されました。
福島民友新聞 1月6日付社説読解力/教科書分かる力を育てよう
--相馬市教委は3年前からRSTを軸として、各教科で教科書の文章の意味の理解に時間を割くようにした。授業ごとの目標や課題の文章の写し書きにも力を入れている。 この結果、同市のある小学校では全国学力テストで国語、算数とも全国平均を上回るようになった。一人一人の子どもの学力の推移を見るふくしま学力調査でも、県平均を上回る成長が見られる。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
寺子屋朝日 1月1日新春特別教育対談―変化の時代、子どもが自ら学び 未来を切り開いていける力を
--AIの普及でホワイトカラーの仕事がどんどん失われていくと言われているこれからの時代。子どもたちにどのような力を身につけさせるべきなのか。SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表の髙宮敏郎さんが、『AIに負けない子どもを育てる』の著者である新井紀子さんに話を聞いた。
昨日確認された結果の再表示・受検の再開の不具合は、すべて復旧しました。この度は、多大なるご不便、ご迷惑をお掛けしましたことを、お詫び申し上げます。
本日確認された、結果の再表示・受検の再開の不具合は、本日22時からのシステムメンテナンスで復旧する見通しです。
受検結果の再表示を行う場合は、明日(12月27日)6時以降に、受検用URLにアクセスし結果の再表示を行ってください。なお、受検の再開によって2重受検となってしまったケースがございましたら、重複分を請求対象からはずす対応を取らせていただきますので、こちらのフォームよりお問い合わせください。
この度は、多大なるご不便、ご迷惑をお掛けしましたことを、お詫び申し上げます。
現在、結果の再表示、受検の再開に一部不具合が生じております。確認と復旧に向けて作業しております。復旧出来次第、ホームページ上でご案内いたします。ご利用の皆様にはご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。
平素より大変お世話になっております。RST事務局より、システムメンテナンスと24年4月からの個票無償化についてお知らせいたします。
1.システムメンテナンス
以下の日程で、申し込み・受検・成績ダウンロードなどのすべてのサービスをご利用できなくなります。メンテナンス期間:2023年12月22日(金)22:00から12月25日(月)6:00まで(時間が前後することがございます)長期間のシステムメンテナンスとなり大変ご不便おかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
2.個票無償化
2024年4月受検分から、RSTの成績ダウンロード時に、受検者の個票(PDF)も一緒にダウンロードできるようになります。教育のための科学研究所では、RST結果の活用方法として、個票を利用したRSノートをご提案しております。詳細は、下記URLをご参照ください。
https://www.s4e.jp/blogs/blog_entries/view/258/2d438ca1ce90499e35a8b50b1d461b54?frame_id=2054
(RSノートの関連情報)
・リーディングスキルフォーラム2023 視聴申込(無料。2024年11月30日までオンデマンド配信) https://www.s4e.jp/news/rsf2023_entry
・RSノートの取り組みについては、下記の...
11月26日に開催した「リーディングスキルフォーラム2023」について記事が掲載されました。読売新聞12月14日 朝刊17面/大阪版 朝刊11面リーディングスキル 実践例公開 オンラインで福島の小学校の「視写」報告(全文表示は会員限定)
「リーディングスキルフォーラム2023」はオンデマンド配信で無料で視聴いただけます。※オンデマンド配信期間は、2024年11月30日までとなります。視聴のお申し込みはこちら
「リーディングスキルフォーラム2023」当日のプログラムはこちら
年末年始休業のお知らせ(12月28日(木)~ 1月4日(木))
誠に勝手ながら2023年12月28日(木)から 2024年1月4日(木)まで、年末年始休業とさせていただきます。上記期間中も受検及び受検結果のダウンロードは行えます。ただし、上記期間中の受検中のトラブル対応につきましては、1月5日(金)より順次対応となりますため、その点をご了承くださいますようお願いいたします。
また、受検のお申し込み、頂戴したお問い合わせメールにつきましても、1月5日(金)より順次対応させていただきますが、年末年始期間は多数のお問い合わせを頂くため回答にお時間をいただく場合がございます。ご迷惑をお掛けし誠に恐れ入りますが、予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
OECDによる国際学力調査の結果を受けて、当研究所代表理事・所長の新井紀子のコメントがフジテレビのニュースで取り上げられました。
WEB記事はこちら:日本の15歳「読解力」世界3位 前回の15位から大幅に上昇 「数学」「科学」もトップレベルに(記事内に動画あり)
--読解力 今は各科目での「読み解く力」--読解力を身につけるには「国語」だけでなくほかの教科も音読する
OECDによる国際学力調査の結果を受けて、当研究所代表理事・所長の新井紀子のコメントがNHKニュースで取り上げられました。
また、リーディングスキルテストを受検し、その結果をもとに日々の授業改善に取り組んでいる、板橋区立板橋第一中学校の授業の様子も紹介されました。
WEB記事はこちら:子どもの国際学力調査 日本は順位上昇 世界トップレベルに
【関連活動報告】
板橋区でRSTの結果の活用方法と「RSノート」の指導をおこないました
板橋区立板橋第一中学校での授業実践(中2地理)ーその1
板橋区立板橋第一中学校での授業実践(中2地理)ーその2
板橋区立板橋第一中学校での授業実践(中2地理)ーその3
OECDによる国際学力調査の結果を受けて、リーディングスキルテストの受検とRSノートの実践を行っている、福島県相馬市と新潟県燕市の事例が掲載されました。
日本経済新聞電子版 12月5日日本の15歳の読解力回復、世界3位に 情報探す力伸びる
--福島県相馬市「AI(⼈⼯知能)時代を⽣き抜くための読解⼒をつけてもらいたい」--新潟県燕市「資料やデータの正確な読み取りに取り組む」
(全文表示は会員限定)
【関連活動報告】
相馬市教育委員会で「RSノートづくり」の研修を行いました
燕市でRSノートの取り組みが始まりました。
OECDによる国際学力調査の結果を受けて、当研究所代表理事・所長の新井紀子のコメントが掲載されました。
静岡新聞 12月6日教育改革20年が「奏功」 OECD 日本の高校生成績上昇 子や教員余裕減 課題【表層深層】
--「「長年の改革が功を奏した」と高く評価」--「読解力は自ら学びを深める能力にも直結し、社会に出てから「学び直し」でスキルを高める姿勢につながると説明」
2024年4月受検分から、RSTの成績ダウンロード時に、受検者の個票(PDF)も一緒にダウンロードできるようになります。この個票には受検者個人の受検結果とフィードバックコメントが掲載されており、A4 1ページに印刷することが可能です。
(図)2024年4月より無償提供予定の個票サンプル※上記サンプルは作成中の案のため、実際の形式と多少変更になる場合がございます。ご了承ください。
個票をRSノートの取り組みや成績確認にご活用いただければ幸いです。RSノートについては、11月26日に開催したリーディングスキルフォーラム2023において、弊所所長の新井より作り方について指導提案しております。福島県相馬市のなどの先進事例から、RSノートに取り組むことで、読解力の向上のみならず学力の向上にも寄与することがあきらかになってきています。
・リーディングスキルフォーラム2023 視聴申込(無料。2024年11月30日までオンデマンド配信)・RSノートの取り組みについては、こちらもご覧ください。 「相馬市教育委員会で「RSノートづくり」の研修を行いました」 「読解力の向上に役立つ『RSノート』の取り組み(燕市)」 「板橋区でRSTの結果の活用方法と「RSノ...
11月30日(木)に、角川ドワンゴ学園STEAM系女子プログラムにおいて、弊所代表理事・所長の新井紀子が「読解力がなぜ必要か?AI時代の読解力」と題して講義を行いました。
講義は、角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・N中等部の生徒さんを対象に、学習を進める上で必要となる「読解力」とは何か、自身が効果的に学習できているか、また現在効果的に学習できていないとして、今後どうやって高めていくか...など、AI時代に必要な「読解力」について扱っています。
講義の内容は、下記のN高等学校・S高等学校のYouTubeチャンネルで視聴いただけます。
毎年1年生全員がRSTを受検する都内のとある社会科学系学部があります。
担当のI教授にRST継続の理由やその活用方法をお尋ねしたのでご紹介します。
I教授はその大学の必修の初年次教育の講義を担当されています。人数は毎年250名程度です。その講義の一回目でRSTを全員が受検するそうです。受検し終えたら「評価(フィードバック)を必ずスマホで撮影する」ことを義務づけています。スマホの画面を見ながら、各自、自分の読解のどこに課題があるかを把握するのが一回目の講義の目標です。
その後も、「フィードバックの内容を踏まえながら」日経新聞の記事を読むことを課題として課し続け、読解力を上げることで大学の講義やゼミについていけるようになろう、資格試験に合格できるようになろう、と目標を掲げてトレーニングを奨励しつづけるとのことです。
そして、最後の講義でもう一度学生たちはRSTを受検します。成績に加味されるということもあり、真剣に受検するそうです。「二度目の受検結果は、一度目より有意によくなっています」とのこと。
「RSTを受検できてよかった」という学生のコメントが多いので、毎年受検を続けている、というのも興味深い点です。RSTは45...
燕市はRSTを2021年度に導入し、市内の小学6年生から中学3年生までRSTを受検しています。読解力に対する先生方の興味関心も高く、自発的にRSTを受検する先生が多い市です。2023年度の全国学テでは、中学校が大きく成績を伸ばしました。
昨年は(コロナ禍のため)オンラインで現地の算数の授業を拝見し、コメントをさせていただきました。今年度は、まずRSTノートを導入した学校を視察しました。その後で、RSノートと授業を両輪で回していくことが、子どもたちの読解力向上、学力向上、そして先生方の授業への自信や働き方改革につながるという道筋について、先生方に具体的にお話しさせていただきました。(講演の内容は、尾花沢市とほぼ同じです。)
市内で「RSノート」への取り組みをまず進めてくださったのは吉田中学校でした。
中学校は教科担任制です。自分は専門ではない科目のRSノートを見るには、中学校の先生にとって心理的ハードルが高いことと思います。にもかかわらず、取り組みを引受けてくださった吉田中学校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
燕市では、もともと自学ノートを作ることには積極的でした。また、毎日の時間割に「長善タイム」が設けら...
21世紀は「生涯学習(リスキリング)」の時代、と言われています。グローバル化やテクノロジーの進歩により、働き方も求められるスキルも変化しつづけます。では、生涯学び続ける上でもっとも重要となるスキルはなんでしょう。それは読解力です。
自学自習をするには、専門的な知識がない人向けに書かれた文章(教科書、新聞、辞書等)を、文理の別なく、正確に読み解き、正しく推論する力 -リーディングスキル- が不可欠です。
一般社団法人教育のための科学研究所では、リーディングスキルを測定するリーディングスキルテストの開発・提供を始めとして、「教育を科学する」ための様々な調査研究、サービスの提供を行っています。その中で、リーディングスキルフォーラムは、リーディングスキルについて最新の研究成果や実践を報告する年に一度の機会です。
今年度もこのフォーラムをオンラインで開催いたします。ご自宅で、あるいはお住まいの地域で、ご視聴いただければ幸いです。
1.日時:2023年11月26日(日)13時30分~17時00分
2.方式:オンライン(ライブ配信および1年間のオンデマンド配信)
フォーラムを視聴するには、事前のお申込みが必要で...
21世紀は「生涯学習(リスキリング)」の時代、と言われています。グローバル化やテクノロジーの進歩により、働き方も求められるスキルも変化しつづけます。では、生涯学び続ける上でもっとも重要となるスキルはなんでしょう。それは読解力です。
自学自習をするには、専門的な知識がない人向けに書かれた文章(教科書、新聞、辞書等)を、文理の別なく、正確に読み解き、正しく推論する力 -リーディングスキル- が不可欠です。
一般社団法人教育のための科学研究所では、リーディングスキルを測定するリーディングスキルテストの開発・提供を始めとして、「教育を科学する」ための様々な調査研究、サービスの提供を行っています。その中で、リーディングスキルフォーラムは、リーディングスキルについて最新の研究成果や実践を報告する年に一度の機会です。
今年度もこのフォーラムをオンラインで開催いたします。ご自宅で、あるいはお住まいの地域で、ご視聴いただければ幸いです。
日時:2023年11月26日(日曜日)13時30分~17時
オンライン配信(1年間のオンデマンド配信あり)
内容:リーディングスキルテストに関連した最新の研究成果報告
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尾花沢市は今年度から小学5年生から中学生まで、RSTを導入した自治体です。私は、普段から尾花沢市(および山形県)を「読解」の材料としてよく使います。
山形は盆地が多く、夏は暑い。
山形は盆地が多く、スイカの名産地である。
山形は盆地が多く、花笠まつりで有名だ。
「多く」は「多い」の連用形です。「多く」で止める用法を連用中止といいますが、この3つの文の「多く」は、形は同じでも、使う意図がちがいますね。1は「原因や理由を表す」ための連用中止です。3は単に2つの文を並列させています。2はどちらかはっきりしませんが、実は、盆地は朝晩の気温差が大きく、スイカの生育に適しているそうです。(山形県ホームページより)
社会科では、連用中止が多用され、それが、1の使い方なのか、3の使い方なのかを読み分けられるか否かは、社会科の教科書をひとつのまとまった知識として読めるか、それとも羅列に見えてしまうかを大きく左右します。そのような読み方指導を社会科でしているでしょうか。
そんな問いかけから、尾花沢市での講演会は始まりました。
今回の講演会は、尾花沢市教育委員会側からのご希望もあり、「RSノートと授業との関連」を中心...
宮崎県川南町はRST導入2年目の自治体です。毎年約千人が受検をしています。宮崎大学教育学部と連携し、RSTの結果と学テなどの総合的学力との関係の調査も始めた意欲的な町です。
8月21日に、午前中は町内の5つの小学校と2つの中学校の管理職と研究主任の先生方を主な対象として、RSTの結果をどのように学力向上に活かせばよいかについて、指導助言をしました。
RSTは受検者の読みを可視化し診断するテストです。「読み」は外からは見えないので、他の人がどんな風に読んでいるのか、理解しているのか、知る術がありません。一方、達成度を測るテストやドリルは頻繁に行われるので、子どもたちの多くが、自分の読みの得手・不得手や偏りを自覚しないまま、達成度テストの点数を見て、「自分は頭が悪い」「自分は理数系は苦手」などの(誤った)自己認識を持ってしまいがちです。RSTでは、受検者の読みを可視化し、受検者の特性や発達段階に合わせたフィードバックを返却することで、「今年一年どんなことに取り組めば、もっと巧く読めるようになるのか・授業だけで十分に学ぶことができるのか」を学習者と指導者が共に認識するためのテストです。
午前中は、(相馬市で実践...
以下の日程で、申し込み・受検・成績ダウンロードなどのすべてのサービスをご利用できなくなります。 メンテナンス期間:2023年12月22日(金)22:00より12月25日(月)6:00まで(時間が前後することがございます)長期間のシステムメンテナンスとなり大変ご不便おかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
読売新聞夕刊 7月22日夏休みの作文「AI推敲」OK? 学校困惑「ダメではないが」…文科省指針 活用例も明示
--小中学校の夏休みの課題で、児童生徒たちにチャットGPTなど生成AI(人工知能)の利用を認めるのか、教育現場で困惑が広がっている。
(全文表示は会員限定)
教育のための科学研究所では、今年度からRST受検後に返されるフィードバックコメントが一新されたことを受け、リーディングスキルと学力を伸ばしていくための「RSノートづくり」を、受検した自治体や学校にご紹介しています。
今回は、6月28日(水)、第2回相馬市公立学校研究指導員会において、当研究所の上席研究員 目黒朋子 が「RSノートの活用方法 ~受検結果を個別最適な学びにつなげる~」と題し、「RSノートづくり」についての研修を行いました。
※「RSノートづくり」についてはこちらを参照 その後、相馬市立桜丘小学校の加藤政記教頭より、「読むために書く活動の充実とRSノートへの挑戦 ~家庭学習という作業からの脱却~」と題したお話がありました。桜丘小学校での教育は、一つひとつがRSを意識して行われており、授業はもちろんのこと、子どもたちのプリントやテストに対しても先生方は常にRSの視点でコメントを返しています。RSが文化として根付いている学校と言えるでしょう。さらに、桜丘小学校では、家庭学習の「さくらっこ自学メニュー」をRSの視点で見なおし、RST受検後すぐに「RSノート」を実施できるよう準備を進めているとのことでした。
研修...
当研究所代表理事・所長の新井紀子の出演情報です。
NHKラジオ第一 Nらじ「放置すれば“人類滅亡” AI普及による深刻なリスクとは何か」
【放 送】7月5日(水)午後6:30~6:45
※電話での出演になります
以下の日程にてシステムメンテナンスを行います。
2023年7月4日(火)22時~23時 ※終了時刻は予定
メンテナンス期間中は以下のサービスが利用できない時間がございます。メンテナンス終了後にご利用ください。
サポートルーム
成績ダウンロード
ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
*NHKラジオ第一の番組編成の都合で延期になりました(放送予定日未定)
当研究所代表理事・所長の新井紀子の出演情報です。
NHKラジオ第一 Nらじ「放置すれば“人類滅亡” AI普及による深刻なリスクとは何か」
【放 送】6月21日(水)午後6:30~6:45
※電話での出演になります
以下の日程にてシステムメンテナンスを行います。
2023年6月20日(火)22時~23時 ※終了時刻は予定
メンテナンス期間中は以下のサービスが5分程度利用できない時間がございます。メンテナンス終了後にご利用ください。
ホームページ閲覧
サポートルーム
申込サイト
成績ダウンロード
ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の出演情報です。
NHK総合 ニュースなるほどゼミ「AI社会到来 私たちの未来は?」
【放 送】6月11日(日)午後5:00~5:58【再放送】6月15日(木)午前1:25~2:23
--自然な言葉で答えを返してくれる「ChatGPT」などの会話型AIが世界に衝撃を与えている。AIを誰でも手軽に使えるようになり、仕事や業務の効率が大幅に上がるという期待が持たれている一方、教育現場では子供たちにどう教えるのか、模索が始まっている。情報の管理や著作権、さらにはフェイクや犯罪への悪用など、様々な課題も指摘されている中、私たちはどうAIと向き合っていけばいいのか?実際にAIを導入している企業や学校の事例も交えながら、AI社会の未来を3人のゲストと解説委員が考える。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
東京新聞 6月6日<考える広場>チャットGPTは毒か薬か?
--チャットGPTの登場で、一気に身近になった人工知能(AI)。何を聞かれても瞬時に「適切そうな」答えを出す能力は驚異的だが、創作活動や教育への影響、犯罪や情報工作への悪用も懸念される。規制のありようが本格的に論じられ始めた今、AIへの向き合い方を考える。
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
新潟日報 5月31日人口知能(AI)時代の人材育成、何が必要?6月3日(土)、新潟長岡市で講演会
--人工知能(AI)時代を生き抜くために必要な力について考える講演会が6月3日、新潟県長岡市千秋3の長岡リリックホールで開かれる。国立情報学研究所(東京)の教授で、AIや読解力の研究で知られる新井紀子さんが語る。主催の長岡市米百俵財団が参加者を募っている。
(全文表示は会員限定)
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
朝日新聞デジタル 5月29日チャットGPT、子どもに使わせるべき? 「東ロボくん」開発主導、新井紀子さんに聞く
--対話型AI(人工知能)の「ChatGPT(チャットGPT)」を、わが子に使わせるべきか――。メリットとデメリットが言われる中、子どもを持つ親にとっては悩ましい問題です。東大合格を目指すAIを作る「東ロボくん」プロジェクトを主導した国立情報学研究所教授の新井紀子さんに、親の向き合い方を聞きました。
(全文表示は会員限定)
RSTでは、2023年度、評価とコメントを一新しました。(能力値の考え方は変わりません。)特に注目していただきたいのが「コメント」です。それぞれの受検者が「今日からどんなことに取り組めばよいか」が具体的に書かれています。
来年、再来年とリーディングスキルと学力を伸ばしていくための「RSノートづくり」を、受検した自治体や学校にご紹介しています。今回は板橋区の研究主任の皆さんを対象に、研修を行いました。
RSTを受検すると、RSTの6つの項目に関するコメントが受検者にフィードバックされます。学校でも、その内容を把握することができます。このコメントを使って、受検した児童生徒がRSノートを作ります。
まず、最初の方のページにRSTの6つの項目に関するコメントを糊で貼ります。これが、診断に基づく「それぞれの児童生徒が取り組むとよいこと」です。1日に6つの項目をすべてやろうとしては大変です。月曜日は係り受け解析と照応解決、火曜日は同義文判定、のように曜日ごとに取り組むことを決めて5日で6項目を満遍なくやるのもよいでしょう。あるいは、まずは係り受け解析のコメントに全員で取り組み、それができるようになってからは、曜日ごと...
福島県教育庁義務教育課では、平成30年度より、県内の多くの学校でリーディングスキルテストを導入いただいています。 この度、令和3年の第1版に引き続き、「リーディングスキル向上実践事例集【第2版】」をウェブサイトに公開されました。 この事例集には、令和2年度から令和以4年度にかけて実施された「AI時代を生き抜く読解力向上事業」における研究協力校の実践研究と、リーディングスキルを活用した授業改善のポイントが詳しく載っています。
各教育委員会での取組の参考となる事例集ですので、是非ご活用ください。
令和3・4年度AI時代を生き抜く読解力向上事業リーディングスキル向上実践事例集 [PDFファイル]
第1版はこちら
下記の日程で、申し込み・受検・成績ダウンロードなどのすべてのサービスをご利用できなくなります。
2023年12月下旬~2024年01月中旬 のうち5日間程度を予定
まだ正確な日程が確定しておりませんが、受検機能にも影響があるため、早めにご連絡しております。詳細な日程は確定(遅くとも8月)次第、HPおよびメールにてご連絡する予定です。長時間のシステムメンテナンスでご不便おかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
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昨年度末に、たくさんのご要望があった改修を実施しました。
■ふりがなスイッチの導入受検者が提示文に総ルビをつけるかどうかを選択できるようになりました。https://www.s4e.jp/blogs/blog_entries/view/17/d9227b041cc53191ef48b8d82b478109?frame_id=17
■フィードバックコメントの改善受検終了時に画面に表示するフィードバックコメントの内容を変更いたしました。RSTの診断結果から「どのようなことをすると良いか」を具体的に提案いたします。https://www.s4e.jp/blogs/blog_entries/view/17/b507152c59e419504974c3654399b419?frame_id=17
■5段階評価の評価区分変更RSTの成績で表示される5段階評価の見...
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
日経ビジネス 5月16日ChatGPTなど生成AIは「自分の足を食べるタコ」になる
--対話型人工知能(AI)「ChatGPT」など生成AIをまれにみる技術革新として持ち上げる声が高まっている。だが、導き出す回答に誤りが多く、このまま流通すると社会的混乱を招きかねない。
「岸田文雄首相とは?」。ChatGPTにこう打ち込むと、「茨城県出身」「東京大学法学部を卒業」という回答が返ってくる。だが、正しくは「東京都出身」「早稲田大学卒業」。ChatGPTの誤答例は枚挙にいとまがない。
まるで人とやり取りしているように振る舞う新たな生成AIの登場は驚きを持って迎え入れられた。回答を見る限り人間が書いたものとほとんど区別がつかない。
AI研究の第一人者で、東京大学入試を突破するAIプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の開発を主導した国立情報学研究所の新井紀子教授は、「もっともらしい文章を生成することを開発スコープにしたのがChatGPT」と指摘する。一方で「(高度な言語処理能力を持つ)大規模言語モデル(LLM)に基づき膨大な正しいデータを学習したとしても、正しい答えを導き出せるわけでは...
当研究所代表理事・所長の新井紀子の記事が掲載されました。
日本教育新聞 5月15日民間団体の読解力テスト 東書・NTTと連携で受験しやすく
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