2026年5月の記事一覧
【記事掲載】(学校をひらく)新井紀子さん:1 教科書や新聞、正確に読める?(朝日新聞 5月13日)
当研究所代表理事・所長の新井紀子の執筆コラム(計4回)の第一回記事が掲載されました。
朝日新聞 5月13日
(学校をひらく)新井紀子さん:1 教科書や新聞、正確に読める?
--■個々のスキル、テストで測定 国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授、新井紀子さん
教科書や新聞の文章を、どれくらい正確に読むことができるかを測る「リーディングスキルテスト(RST)」を開発・提供しています。視力検査や体力測定があるように、「読み」の健康診断をするためのテストで、小学5年生から大人まで、インターネットがつながればパソコンでもタブレットでも受検できます。これまでに50万人以上が受検をしました。
「教科書や新聞なんて、『ちゃんと、しっかり』読めば、誰でも正確に読める」「ひらがなやカタカナ、漢字が読めれば、誰でもわかる」と思うかもしれません。では、試しに、左の「アミラーゼ問題」を解いてみてください。高校1年生の生物の教科書から採った文章です。
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【記事掲載】科挙制度を継承した東アジアの大学は、読解力測定の仕組みを作るべきだ(エコノミー朝鮮 2026年5月4日)
当研究所代表理事・所長の新井紀子のインタビュー記事が掲載されました。
出典:エコノミー朝鮮
記事:科挙制度を継承した東アジアの大学は、読解力測定の仕組みを作るべきだ
以下、原文を基にした訳文を一部引用でご紹介いたします。
全文(韓国語)は記事リンク先でご確認いただけます。
--東アジアの高等教育、特に大学教育は、科挙制度の伝統を精神的に受け継ぎ、上位1%程度の学力層をいかに選抜し育成するかを前提として制度設計されてきたが、高校卒業生の30〜50%が大学進学を目指す時代となった。このような状況では、過去の前提はもはや成立しない。
--それにもかかわらず、教育課程や評価方法の多くはほとんど変わらずにそのまま維持されている。その結果、大学は本来前提としていた読解力を備えていない学生を相当数受け入れる構造になった。
--現在の大学教育の問題は、学生の読解力不足を可視化し測定する仕組みが大学に存在しない点にある。AIの活用を前提としつつ、学生自身が検討する過程を経るようにするべきだ。
--日本においては、RST(リーディングスキルテスト)は選抜のための試験として使用するよりも、教育の質を改善するための診断的ツールとして活用されるケースが多い。学習の前提となる基礎的能力を可視化し、教育改善に結びつける仕組みとしては、大学入試や教育課程の中で一定の役割を果たすことができると考える。
【関連リンク】
リーディングスキルテスト(RST)とは